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国民年金に上乗せできる「付加年金」なら2年で元が取れてかなりお得!

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国民年金に上乗せできる「付加年金」なら2年で元が取れてかなりお得!

老後の頼みの綱である年金。

自営業者の場合、会社づとめの人と違って会社が上乗せしてくれてないので、受取額が少なくなってしまいます。

そんな自営業者さんたちが、基本の国民年金保険料に上乗せすることができるものの一つに、「付加年金(ふかねんきん)」があります。

これが2年で元が取れるという、なんともお得なものなので、ご紹介したいと思います。

付加年金とはどういうものなのか、メリットやデメリットは何かなど、見ていきます!

へそ山

うちの近くの区役所で、いろいろききながら実際に加入しましたよ。

もくじ

国民年金に上乗せできる付加年金とは?

正しくは「国民年金付加年金制度」といいます。基本の国民年金(老齢基礎年金)に上乗せをすることができる年金のことです。

これによって、老後に受け取る年金の金額を上げることができます。

付加年金を申し込める人は?

付加年金加入の自営業者

20歳以上60歳未満で、第1号被保険者の人です。

第1号被保険者というのは、自営業・学生・無職の人のことです。

第2号被保険者(厚生年金に加入している会社員・公務員)や第3号被保険者(第2号被保険者に扶養されている人)は、付加年金に加入できません。

サラリーマンや主婦は加入できないということですね。

また、第1号被保険者だとしても、国民年金基金に加入している人は対象外ですから注意してくださいね。

いつからいつまで

20歳以上60歳未満まで収めることができます。

付加年金は、いつでも加入できて、いつでもやめることができます

払った期間の分だけ、規定に沿って受け取ることができます。

受け取りは65歳からです。(基本の年金にあわせて、繰り上げ・繰り下げ可能です。)

付加年金の料金

付加保険料は月々400円です。

基本の年金と一緒に支払うことになります。

基本の年金を2年前納するなどしている場合は、付加保険も同じように2年前納になります。(付加保険だけ毎月払いにはできないそうです。)

また、前納すると少しだけ割引があり、2年前納の場合は100円程度安くなるとのことでした。(前納の期間や支払い方法によって割引が変わります。)

将来もらえる金額は?

付加年金の年金額は「200円×付加保険料納付月数」です。

たとえば1年(12ヶ月)払った場合で金額を見てみます。

【支払額】付加保険料400円 ✕ 12ヶ月=4,800円

【もらえる額】200円 ✕ 12ヶ月=2,800円(1年)

このように、付加年金を払ったことで上乗せされた年金額は、1年で2,800円です。

翌年にもまた2,800円もらえます。

そうすると、2年分の合計は4,800円となり、支払った金額と同じになります!

つまり、たったの2年で元が取れるというわけなんです!

年金支給が始まってから、3年以上生きていれば、支払額を超えて、どんどんお得になっていくというわけですね。長生きするほどいいんです。

また、付加年金は定額のため、物価スライド(増額・減額)がないのもいいところです。

付加年金の申込方法は?

申し込みは、書類に書き込んでを郵送するか、お住まいの市区町村役場の窓口へ直接行くかになります。(必要書類は郵送してもらえます。)

必要なものは以下です。

  • 郵送の場合⇒基礎年金番号、印鑑
  • 窓口の場合⇒本人確認書類、印鑑、基礎年金番号

現在あなたが払っている基本の年金にくっつけてもらう形になって、一緒に支払うことになります。

ただし、基本の年金を前納している場合は、前納の申込期間が決まっているため、しばらくは納付書での支払いになります。

付加年金のメリット・デメリット

付加年金加入の自営業者

メリット・デメリットをまとめておきますね。

メリット

  • 月々の負担額が少ない
  • 2年で元が取れる(67歳以降は支払額よりプラスになる)
  • 定額のため、物価スライド(増額・減額)がない
  • いつでも始められて、いつでも辞められる
  • 受給年齢繰り下げで増額する

デメリット

  • 受給後2年以内に亡くなるともとが取れない
  • 受給前・受給後ともに、亡くなった後は家族が受け取れない
  • 定額で保険料を増やすことができない
  • 受給年齢繰り上げで減額する

付加年金に加入してみた

わたしは国民年金を納めているのですが、国民年金基金は知っていたものの、付加年金のことは全く知らず…。

最近知ったので加入してみました。

その時の手順を書いておきますね。

  • 区役所に電話をしてどうしたらいいか聞いた。
  • 役所の窓口で手続するよう言われる。
  • 翌日区役所に行く。
  • 窓口で必要書類をもらい、その場で記入して提出する。
  • この時、年金番号をもっていなかったが、免許で本人確認をしてもらえた。
  • 基本の年金が口座振替だったので、そこに加えてもらう手続きをしてもらった。
  • ただし、基本の年金を1年前納していたため、3ヶ月分のみ納付書で支払うことに。
  • 両方まとめて前納になった。

窓口ではすぐにやってもらえて、時間も全然かかりませんでした。

窓口の方によると「すでに払っている基本の年金に付加する形なので、簡単にできますよ〜」とのことでした。

まとめ 付加年金はお得!

老後は年金だけでは苦しいなどといった話がよく出ているので、少しでも年金額は増やしておきたいですよね。

付加年金は額としては小さいですが、2年で元を取れると考えると、長生きした場合はかなりお得だと思います。

国民年金基金とは併用できませんが、他の年金サービスとの組み合わせなどもシミュレーションしてみるのがおすすめです。

老後の安心を増やすために付加年金もチェックしてみてくださいね!

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